40代男性が国際結婚する時に注意すること
近年では、未婚の40代男性が増加しています。最近の国勢調査によると、40代前半での未婚率は、男性は18.4%→32.2%(2000年→2020年)、女性も同じく増加しています。ただ、国際結婚の場合、初婚の40代男性と外国人女性のカップルは比較的多いです。
本記事では、40代男性が国際結婚をする時に注意すべきポイントをいくつか解説します。
国際結婚で注意したいこと
40代男性が国際結婚する時、注意すべきポイントをまとめました。
年功序列の概念がない国もある
日本や韓国では、年功序列という考え方があり、年上を敬うという慣習が残っています。しかし、多くの国では、そもそも年功序列という概念がない国もあります。
結婚してしまえば、年齢などあまり気にしないと思うのですが、年下の外国人と交際する時には、上から目線にならないように気をつけましょう。40代という、社会人の立場でも後輩が増えると、つい上から目線の立場で物事を語りがちです。
また、結婚相手だけでなく、結婚相手の親族や友人知人に対しても、いくら年下だからといって、上から目線で話すことをさけましょう。
国際結婚の年齢差について
40代男性が国際結婚する場合、年齢希望として多いのが20代の女性です。年の差婚の実現もありますが、やはり歳が近い女性と結婚されるというのがどの世代も多いので、相手の年齢は自分の数歳年下を希望するのがベストです。
見た目の若々しさ
同じ40代でも、20代に見える人と60代に見える人がいます。私も40代になって太ったので、偉そうなことは言えませんが、40代になれば太りはじめたり、日焼けによるシミが出始めたり、清潔感が無くなりだすといったことがあるかもしれませんが、見た目は努力である程度改善できます。特に、日本人はもともと若く見えますので、ここは努力でカバーしましょう。
相手の話を聞く
先ほどの「上から目線」につながる話でもありますが、相手の話を聞くというのが重要です。
40代男性というと、会社でもあまり相手からの話を聞く(アドバイス)という機会が少ないかもしれませんが、初心に戻ったと思って相手の話を聞く姿勢を持ちましょう。
40代男性と国際結婚する外国人女性はどんなことを求めているのか?
若い男性に無く、40代くらいの男性にあるものはなんでしょうか?それこそが、外国人女性が40代男性に求めているものだと思います。
人生経験の多さ
第一は、人生経験の多さです。
人生経験が多ければ、仕事や人生相談に乗ってもらいやすいですね。
自分が困ったり悩んだりしたとき、相談に乗ってくれる人がいたら、心強いと感じることでしょう。
経済力
経済力も求められます。ただ一つここで勘違いしてはいけないのが、これは決して「金目当て」ということではありません。
結婚相手の収入が極端に不安定では流石に良くないので、安定した収入を得られるようになろうということです。
結婚にどれだけ真剣か
40代になってくると、交際するということは結婚を前提としたものになります。ですから、結婚への真剣度も問われるます。「まずはお友達から」というのは20代の特権です。恋愛の延長線だとは考えず、どれだけ結婚に真剣かを伝えることも大切だと思います。
どんな方法で婚活するのがおすすめ?
インターネット
最近ではマッチングアプリで婚活をされる方も多いと思います。マッチングアプリのメリットは、様々な人と出会えることです。
しかし、出会いは豊富なものの、マッチングした相手がどんな人なのか、結婚にどれだけ意欲的かは会ってみないとわからないので、結婚まで進むには少し時間がかかるかもしれません。
国際結婚相談所
国際結婚相談所は、自分が希望する条件をもとに、システムやコンサルタントが結婚相手を紹介するものです。
参加資格が厳しく、参加者はかなりの費用を払っているため、全員が結婚と真剣に向き合っています。
また、出会った後も継続してサポートしてくれる相談所もあるので、費用は高いけれど真剣にやりたいという方にはおすすめです。
日常生活の中で出会う
他にもいろいろありますが、まずは誰かと出会う場所を作ってみるのもおすすめです。趣味や習い事、友人の紹介など、自分の今の環境から広げられる出会いが何かしらあると思います。当事務所のお客様の中には、いつも行くスーパーで出会った方や、フィットネスジムで出会った方、居酒屋で隣の席だった方などがおられました。
そういった出会いから、新しい発見があるかもしれませんね。
年齢差がある国際結婚の場合、配偶者ビザの審査は厳しくなる
夫婦間に年齢差があると、相手の方が日本で暮らすためのビザ(配偶者ビザ)の審査が厳しくなります。これには様々な理由があるのですが、一言で乱暴な言い方をしてしまうと、年齢差と離婚率がある程度比例しているからです。
夫婦間の年齢差が7歳未満の場合と7歳以上の場合では、離婚率は大きく変わります。年齢差が大きくなればなるほど、離婚率も大きくなっています。そうした事実がある以上、配偶者ビザの審査は厳しいものになります。
役所(出入国在留管理局)が求めている書類だけを出しても、許可になる見込みは薄いでしょう。専門家のサポートを受けながら、ビザ申請を進めたほうが確実です。
我々行政書士に配偶者ビザ申請を依頼いただくと、格調高い文章を書いてくれる、代わりに申請に行ってくれるといったメリットがあります。
しかし、最大のメリットは、配偶者ビザ審査の根拠となる法律を分かった上で申請を進めることができるという点です。この違いは大きいです。
配偶者ビザのサポートの依頼を検討されている方は、初回相談のご予約をお申込みください。
まとめ
本記事では、40代男性が国際結婚をする際に注意することを解説しました。40代になり結婚しなければと焦っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう方は女性の中にもいらっしゃいます。結婚はこれからの人生を大きく左右します。ましてや、国際結婚です。ですから、焦る必要なく、出会いを増やしながら少しずつ進めていきましょう。